ポートフォリオ管理戦略④微調整~「成長サイクル」と「振り子」を意識する~

投資方針

以前、自分のポートフォリオ管理戦略として「保有銘柄は5銘柄程度、20%を目安に保有する」を書きました。

記事を書いてから1年が経過し、自分の中で少し変更(試してみたいこと)がありましたので、微調整として載せたいと思います。

結論として、「保有銘柄は5銘柄程度、20%を目安(株価に応じて10%~30%に幅をもたせて)保有する」としたいと思います。

理由①「成長サイクル」の存在

23年9月に「先行投資⇒成長のサイクルを見極める」という記事を書きました。企業の成長は(イメージとして)きれいな右肩上がりの直線ではなく、凹んだり伸びたりしながら波動のようにして成長する印象を持ちました。

記事にも書いたきずなHDの例、そして記事後に実現したユナイト&グロウの例から、特に多店舗展開型企業は「投資⇒成長」というサイクルが(業績に影響を与えて)顕著に存在することを実感しました。

理由②「株価は振り子」のようにゆり動く

『投資で一番大切な20の教え(ハワード・マークス著)』という本を読み、「株価は瞬間的に高くなる(右に振れる)こともあれば、低くなる(左に振れる)こともある。適正価格の位置(真下の地点)に振り子がある時間はほんの一瞬である」ということを学びました。

さらに「どこまで振れるかをピッタリ当てるのは困難だが、およその適正価格を見積もればどちらに振れているかはある程度分かる」とも書かれていました。

結論:「成長サイクル」や「振り子」に合わせて保有割合を調整する

理由①と②よりいたずらに持ち続けるより、時々に応じて保有割合を調整することでパフォーマンスは良くなるのではないかと推察しました。

ベストは「投資期間」(四半期業績の見栄えが悪い時など)に「振り子が振れる」(外部環境や需給などで)時に買い、反対の時に売るを繰り返すことです。(ただしこれは不可能です)

ベストなタイミングでなくても、ある程度「今は投資期間だな」「振り子が左に振れているな」と判断できれば、いずれプラスになって返ってくるでしょう。

この戦略は多店舗展開型企業(投資⇒成長のサイクルが顕著、1年で業績・株価の急成長はほとんどない)を投資対象にしているからこそ有効な戦略になるような気がしています。

ただし、間違うこともある(ただの投資期間だと思ったら成長鈍化の始まりだったなど)ので20%を目安にすることは変えないようにしたいと思います。

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