ポートフォリオ管理戦略①の続きです。株価が動いたときにポートフォリオのバランスが崩れて保有銘柄の売買をどうするか疑問が生まれます。今回はその辺りについて考えをまとめていきます。
新しく購入したい時、全て売却したい時
新しい銘柄を購入したい時は20%を目安に購入します。買いたい量の50~70%を購入し、少し時間を空けてから残りを購入します。
買いたい時に既に「割安だ!」と思っているわけで全部購入しても良いですが、念のためもう一段下がる可能性にかけて我慢することにしています。
全て売却したい時はポートフォリオのバランスを気にするのではなく、絶対的な評価で「成長スピードが落ちそう」だとか「株価が十分に上がった」時に一気に売却します。ここで時間をかけてもあまり良い経験をしたことがないので、割り切って売却します。
株価が下落した時
何らかの要因で株価が下落したとき、「一時的な要因だ」と思った時はポートフォリオのバランスを気にして20%を目安に買い増しします。
それ以上買い増しすると、さらに株価が下落した時に精神的にも金額的にもダメージが大きいので慎重に買い増しします。
「今買うとすぐに20%超えちゃうな」と思うと買い増しにも慎重になれるので、20%ルールがあると「ここまで下がったらこれだけ買おう」という目安にできます。
「一時的な要因ではない」と感じた時は、ストップ安でも即売却です。
株価が上昇した時
上昇した時は下落した時以上に「売却するか、保有継続するか」悩みます。
そこで、「まだまだ上昇するはずだ」と感じた時でも30%に近付いたら20%を目安に売却します。
そもそも20%→30%になるには、(他の銘柄の株価が動かなかったとして)1.5倍程度株価が上昇する必要があります。なかなか1.5倍に株価がなるには時間がかかるので、このルールにすると短期売買を抑制することができますし適度な利確にもなります。
利確した分は、再度株価が下落した場合は再度の購入資金にすればよいですし、上がっても現金余力が増え、他の銘柄を買うタイミングをじっくり待つこともできます。
一番悲しいのが「まだまだ上昇するはずだ」と思って保有継続したものの、再び下がってしまう(場合によってはさらに下がる!)ことなので、30%を目安に一部利確することは精神的にも良いと感じています。
逆に20%→30%に満たない程度の株価の上げ下げは誤差だと割り切るつもりです。
まとめ
新規購入・全売却は絶対評価で、一部利確や買い増しは相対評価で行うのが自分のポートフォリオ管理です。
自分はよく間違えますし、損をしないことを第一に考えた結果、このスタイルに今のところ落ち着きました。
実際の売買は厳密に20%、30%と決めているわけではなく感覚の部分も多いですが、ある程度決めておくことで悶々と悩む時間は減らせるのではないかと思っています。(これまでの経験上、悶々と悩むより、投資以外に時間を使った方が有意義な場合が多いと感じています)
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