ポートフォリオ管理戦略①保有銘柄はいくつにするか?(令和5年4月時点)

投資方針

ポートフォリオは何銘柄にするかという普遍的な問題に現時点での私の考えをまとめておきます。なお、この考えは投資の参考にさせていただいている『奇貨居くべし』というサイトのたかをさんの考えをもとに、私なりの経験を踏まえてまとめたものです。

結論

保有銘柄は5銘柄程度、20%を目安に保有する

結論からすると分散投資と集中投資の良いとこどりを狙って5~6銘柄保有(ただし現金も1銘柄と考える)にし、一銘柄当たり20%ほどを目安に調整しています。

理由①5~6銘柄であれば決算を精査でき、パフォーマンスが偶然に左右されにくい

一時期は3~4銘柄保有にしていましたが、35%ほど保有していたグッドスピードの暴落に巻き込まれ一気に全資産の10%超を失った経験から5~6銘柄保有に切り替えました。

5~6銘柄程度なら決算の精査(ついでにブログの更新も)ができる範囲であり、かつ3~4銘柄よりも分散されるためパフォーマンスが偶然に左右されにくくなります。

1年で2倍を狙うならともかく、毎年15%増という安定した資産運用を目標にしているためある程度分散した方が良いのではないかという仮説に基づいています。

また、あえて現金を1銘柄と考えることで常に現金余力を残そうという意識が働くのもポイントです。現金を少しでも残しておくことで株価が下がった時に「騰がってくれ!」とひたすら祈るだけでなく、「どこまで下がったら買い増ししようか?」という思考の選択肢が生まれます。

長く相場と向き合うためにも、常に選択肢があることで心の平穏を保つのに少しでも役立つような気がしています。

理由②リスクとリターンのバランスが自分なりにしっくりくる

1銘柄20%分保有していた場合、仮に株価が2倍になったら全資産を20%押し上げることになります。(これで年間の15%増の目標はクリアです!)また、仮に半額に暴落した場合は全資産の10%マイナスということになり、(ショックですが)ぎりぎり許容範囲です。

仮に1銘柄10%保有していた場合、2倍になったとしても全体として10%押し上げる程度で「もっと持っておけばよかった」と物足りなく感じてしまいます。

一方、1銘柄で30%分保有していた場合、2倍になったら30%増ですが、半額になった場合は一気に15%失い(1年間の目標分)ダメージが大きくなります。

毎年15%増を目標にする自分にとってはリスクとリターンのバランスから1銘柄20%程度、ゆえに保有銘柄は5銘柄程度に落ち着いたといった感じです。

理由③多店舗展開型企業で年率15%増を期待できる銘柄はそんなに多くない

自分の主要な投資対象は多店舗展開型企業に絞っているのですが、実際に調べてみたところ年率15%増を期待できる銘柄はそんなに多くありません。

仮に10銘柄に分散しようとするとちょっと投資基準が甘くなってしまいます。

「10銘柄くらいは監視するけど、実査に投資するのは5銘柄」という方が厳選する必要が出てきてパフォーマンスが向上するのではないかと期待しています。

まとめ

何銘柄保有するかはその人の目標、過去の投資成績によって変わってくるのかなと思います。古今東西様々な投資家がポートフォリオについて言及していますが、絶対的な答えがあるわけではなく、自分でしっくりくるポートフォリオを見つけるしかありません。

私は銘柄への自信度やタイミングによって1銘柄あたり20%から多少誤差がでますが、なるべく偏らずに均等にもつことを心がけています。それは「投資に絶対はない。自分はよく間違える」ということを悲しくも経験上理解しているからです。

そして「自分が15%増を期待できるとあろうと厳選した5~6銘柄を均等にもって、目標に届かなかったら実力不足だからそれはそれでしょうがない」と割り切れるような気もしています。

今後、戦略が変わってくることも十分にあると思いますが(それはそれでOK)、ある程度戦略をまとめておくことで不測の事態にも冷静に対処できるのではないかと考えています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました